マカの効果と更年期 ③
女性の更年期障害に対するマカ投与の研究結果と考察
ペルー薬用植物研究所
◆ 考 察 ◆
更年期障害中および閉経後は肥満になる傾向があり、インスリン非依存性糖尿病が増加する。
心臓病の増加はホルモンの欠乏、動脈硬化、ホルモン相互間の複雑な作用によるものとされているが、生活習慣病、遺伝子、年齢にも影響される。
フィトエストロゲンは、自ら血液循環、インシュリンの分離、逆代謝を調整する。
ついては、心臓病は予防が大切であり、危険要因を除外して生活習慣病・食事・運動を行い、健康食品のサプリメントとして滋養価の高いマカをお勧めします。
更年期の女性に性格の変化、不眠症、閉経兆候、睡眠時発汗症、性欲減退、性交中の痛み等々の症状が現れます。
日常生活を規則正しく気分転換をはかり生活習慣病の改善を望む女性が多いと思われます。
マカの植物性エストロゲンは間脳の指示により、不眠症神経不安の変化、夜間発汗に作動すると考えられる。
また、一方で、LDL(悪玉コレステロール)およびトリグリセライドが減少するとともに、HDL(善玉コレステロール)が増加し血管の壁を保護するが、子宮内膜や膣膜に変化が見られないことがわかった。
◆ 結 果 ◆
- マカの投与により体重は増加しない。
- マカのフィトエストロゲン(Phytoestrogens)は更年期女性の悪感、夜間発汗、不眠症、精神的な不安定感を緩和する。
- マカの投与により、不眠症が改善された。
- マカの投与により、一般血液検査が通常値になった。
- マカの投与により、コレステロールが通常値になった。
- マカの投与により、HDL(善玉コレステロール)が通常値になった。
- マカの投与により、LDL(悪玉コレステロール)が減少。
- マカの投与により、トリグリセライドが減少。
- マカの投与により、膣膜細胞に影響しない。
- マカの投与により、子宮内膜細異常増殖はない。
- マカの投与により、性交中の痛みが解消。
- マカの投与により、血圧に影響しない。
- マカの投与により、腰骨の成分を増加し、前腕の骨粗鬆症を回復する。
- マカの投与により、骨盤の成分の増加はない。
- マカの投与によりオーガズムは増えない。 マカに関係なく別の要因によるものと思われ、今回の研究対象外である。
- マカの投与により性的衝動が高まる。
- マカの投与により、快感が増えエネルギーが溢れる。